対象者

訪問診療の対象者は基本的に「1人での通院が困難な方」です。

基本的には、
・家族付き添いでの通院介助が大変な方

・認知症などでご自身での定期的な通院が難しい方

・病気や障害で自宅療養中、寝たきりなどの方

・自宅で人工呼吸器や胃ろうなどの処置を行っていて移動が困難な方

・自宅での看取りを希望されている方などとなります。

訪問診療依頼の手続き

※一般的な流れであり、必ずしもこの通りとは限りません。

●利用することができそうか相談する(利用相談)
病院のソーシャルワーカー、担当ケアマネジャーにお願いするか、ご家族等が直接、利用を検討している医療機関へ相談し、診療内容や利用できるかどうかなどについて確認します。

●自分の希望と診療方針が合っているか?相談し、 費用や緊急時の対応についても確認する(事前面談)
相談員や看護師等と事前に面談し、診療方針について相談します。
あわせて、診療内容や費用、緊急時の連絡方法などを確認し、利用開始することが決まれば訪問診療開始時期を調整します。

●利用契約
事前訪問時(時に、初回訪問時も)などに利用申し込み手続きを行います。
利用時に必要な書類は代表的なものとして「かかりつけ医からの診療情報提供書」「医療保険証」「介護保険証」「印鑑」などがあります。

ただし、公費関係の書類や、ご状態に関する詳細情報、お薬に関する情報など個別に情報が必要となることもありますので、詳細は直接事業所に問い合わせましょう。

●定期的に自宅に医師と看護師が訪問してくれます(訪問開始)
医師や看護師が決まった日時に定期的に自宅を訪問して診療を行います。緊急時は事前に受けた説明の通りに連絡を取って、対応してもらいましょう。

以上が一般的な利用開始までの流れになります。
個別具体的には医療機関の運営方針や、ご状態等によって異なる場合がありますので詳しくは病院のソーシャルワーカー、担当ケアマネジャー、利用を検討している医療機関等に確認していただきましょう。